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西日本豪雨の災害ボランティアに参加して感じたこと

雑記

この8月と9月は、西日本豪雨の災害ボランティアに参加してきました。

合計で11日間のボランティア活動は、自分にとって良い経験になりました。

毎日の活動は個別の記事に書いてきましたが、ここでは全体を振り返って感じたことを書いてみます。

西日本豪雨の災害ボランティアに参加して感じたこと

8月の後半と9月の前半にかけて、自宅と被災地を2往復しながら、災害ボランティアに参加しました。

活動した場所と日数は、

  • 岡山県の倉敷市真備地区:4日間
  • 広島県の竹原市:4日間
  • 広島県の呉市安浦地区:3日間

となりました。

途中で台風が来たり、大雨が降ったりしたため、滞在日数の割に活動日数は少なかったです。

お天気には勝てませんので、こればかりは仕方ありません。

以下、今回の活動に参加して感じたことです。

被災地に足を運んで、災害の怖さを感じることが出来た

一番最初に訪れたのは、倉敷市の真備地区でした。

ここは河川の堤防が何ヶ所も決壊して、広い範囲が一気に水没した地域です。

あたり一面茶色い景色、走り回るダンプカーの土煙、川から流れてきた泥の匂い、2階まで汚れた家、使い物にならなくなった家具や車、など、見渡す限りそんな景色が広がっていました。

テレビやネットで見る映像と、現地に立って眺める景色は、臨場感が全く違います。

最初に現地に降り立ったとき、途方に暮れました。

また、水害の地域、土砂災害の地域など、地域によって被災の仕方が異なっていました。

日本はどこでも災害が発生する可能性があるのだな、と感じました。

被災した人の話を聞くことが出来た

作業の合間に、被災された方から話を聞くことが出来ました。

  • 避難しようと思ったら、避難所に続く道が水没してたどり着けなかったり
  • 2階まで水に浸かりながらひと晩を過ごしたり
  • 無事に避難できたけど、自宅に帰ってきたら部屋の中が大変なことになっていたり
  • 築100年以上の立派なお屋敷を取り壊すことになったり
  • 引っ越して1年も経たずに自宅が半壊になってしまったり
  • 物置小屋も自家用車もどこかに流されてしまったり
  • 畑や田んぼが泥をかぶってしまい、今年だけじゃなく来年の収穫も難しかったり

などなど、苦労された話を聞くことが出来ました。

我々ボランティアが去ったあとも、被災された方々の生活が元に戻るまで、数年はかかるのでしょう。

被災地それぞれで状況が違う

被災地の中にも「人気のある場所」と「人気の無い場所」があります。

テレビで取り上げられたり、交通の便の良い地域は、比較的ボランティア参加者が簡単に集まります。

しかし、テレビに取り上げられず、交通の便が悪くて、他の地域に比べると被害の規模が小さい(と見られてしまう)地域は、物資もボランティアも集まらず、苦労しながら活動しています。

すべての被災地が公平に取り扱われることは難しのでしょうが、このアンバランスを解決する良い手立てが欲しいところです。

僕はクルマで移動していたため、あえて人気の無い場所を選んで行きました。こういった場所の方が仕事量が多くて、むしろやり甲斐はありました。

また、そのような人気の無い被災地に行くと、僕と同じように人が少なくて困っているところを選んで活動している人は結構いました。

スーパーなボランティアさんは沢山いる

スーパーボランティアとして時の人になった尾畠さん。

彼のように被災地に長期間滞在してボランティア活動に従事する人は、ほかにも沢山います。

自営業の人、長期の休暇を取って参加する人、定年退職してやる事を探している人、過去に被災して恩返しをしたいと駆けつける人など、様々な理由で積極的にボランティア活動に参加している人がいました。

災害ボランティアは、このような人たちに支えられている事を知りました。

ボランティア活動はお天気次第

現地に滞在していたのは3週間くらいだったのですが、台風や大雨によってボランティア活動が中止になることもあって、思ったよりも活動できませんでした。

お天気には勝てないので、仕方ありません。

天気が良い日は貴重なので、無理しすぎは禁物ですが、連続してボランティアに参加すべきかもしれません。

その代わり、お天気が悪い日はしっかり休みましょう。

みんな、優しい

ボランティアに参加している人、ボランティアセンターのスタッフさん、被災された方々、地元のお店の人など、大変良くして頂きました。

地元の情報を教えてもらったり、車中泊の場所を提供してもらったり。大変助かりました。

世の中って、僕が思っているよりも優しいのかな、と思ってしまいました。

普段からいくつかの災害に備えておくことが大事

呉市は、災害発生直後は「陸の孤島」になっていたそうです。

食べ物などの物資が届かなくて、苦労したと話していました。

そんな状態で生きていくためには、きちんと蓄えておく必要があります。

  • 食料、水、燃料、その他の物資
  • テント、寝袋などの生活環境
  • 電源の確保

特にいまはスマホの電源が切れてしまうとなにも出来なくなるため、電源の確保は重要です。

モバイルバッテリーやクルマで充電できる装備など、用意しておくと良いでしょう。

また、すぐに避難できるように貴重品の管理や、データをクラウドに逃がしておくなどの対策も必要です。

いま住んでいる宇都宮市は、陸の孤島になる確率は低いでしょうが、今後は田舎に移住することを視野に入れて、どんな備えが必要か考えてみたいと思いました。

▼まずは無料のこれを読んでおきましょう。

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この記事を書いた人
まこーりー

札幌市在住のIT系エンジニア。雪を求めて2019年12月に、関東地方から北海道へ移住。
趣味はスキー、マラソン、料理、ガジェット、ドラクエウォークなど。
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