2018年4月1日から、JR東日本で「タッチでGo!新幹線」のサービスがスタートしました。
このサービスは、事前に特急券を購入することなく新幹線に乗車できる、というサービスです。
さっそくApple WatchのモバイルSuicaで利用してみましたが、思わぬ落とし穴(ちゃんと説明を読んでいれば気づいたこと)がありました。
「タッチでGo!新幹線」サービスは領収書が発行されないので、仕事で利用する人は注意しよう!
「タッチでGo!新幹線」とは?
JR東日本のサイトはこちら。
▼タッチでGo!新幹線:JR東日本
「タッチでGo!新幹線」とは、事前に登録した「交通系ICカード(Suica以外もOK)」を使って、きっぷを予約しなくても新幹線の自由席に乗る事が出来る、というサービスです。
すでに「モバイルSuica特急券」というサービスがありますが、これはモバイルSuicaを賜与空いている人しか使用できません。
「モバイルSuica特急券」と「タッチでGo!新幹線」の比較
モバイルSuica特急券の特徴
- モバイルSuica対応のスマホ or スマートウォッチが必要
- きっぷは改札通過前に予約が必要
- 自由席、指定席、グリーン席を予約可能
- クレジットカードから引き落とし or 銀行引き落とし
- モバイルSuicaのWebサイトから領収書を発行可能
タッチでGo!新幹線の特徴
- はじめに自動券売機で事前登録作業が必要
- きっぷの予約が不要
- 自由席のみ乗車可能(差額で指定席に移れない)
- チャージ金額から引き落とし
- 個別の領収書は発行されず。Suicaの利用履歴で確認可能
- 利用できる区間が限られている(東京〜那須塩原、東京〜安中榛名)
「タッチでGo!新幹線」では個別の領収書が発行されないので注意すること
「タッチでGo!新幹線」は、在来線と同じ仕組みで降車時に乗車した区間に応じた料金が、チャージ金額から引き落とされます。
そのため、新幹線の乗車金額を確認するには、Suica乗りよう履歴を確認するしかありません。
また、個別の領収書が発行されない点に注意しましょう。
このことは、FAQのページにしっかり記載されています。
▼よくあるご質問 | タッチでGo!新幹線:JR東日本
https://www.jreast.co.jp/touchdego/faq/ (ページ削除)
このページのQ15には、以下のように記載されています。
「タッチでGo!新幹線」を利用した分の領収書は発行できますか?
ICカードへのチャージにつきましては、チャージをした自動券売機等で領収書を発行しています。「タッチでGo!新幹線」をご利用になった記録につきましては、自動券売機等で履歴印字を行うことでご確認いただけます。
個別の乗車履歴に対しては領収書が発行されず、チャージした際の領収書か、乗車履歴を券売機で印字することで、乗車したことを証明する必要があります。
ビジネス利用で新幹線に乗車した場合、この乗車履歴で経費精算ができるかどうかは、それぞれの会社のルールに委ねられます。
まとめ:ビジネス利用は領収書が発行できる「モバイルSuica特急券」が便利かも
ビジネスで利用する人は、領収書を発行してもらう方が精算手続きが楽だと思うので、モバイルSuicaで特急券を購入する方が便利かもしれません。
という事で、もともと「モバイルSuica特急券」を利用している人は、「タッチでGo!新幹線」を積極的に利用する必要はないかもしれません。
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▼利用登録をしてみた。
▼実際に利用してみた。
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