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船旅日記:近距離フェリーで鹿児島湾を渡る

バイクツーリング

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2016年夏 本州九州ツーリング 目次
2016年の夏休み、バイクで本州と九州をぐるっとツーリングしてきました。 8泊9日という長い日程のツーリングは初めてでしたが、お天気にも恵まれて楽しいバイク旅でした。 こちらは各記事へのリンクをまとめたページです。 ダイジェスト記事はこちら...
鹿児島県のフェリー事情

鹿児島県の本土(という名称が正しいかどうか分かりませんが)は、東側は太平洋に面している「大隈半島」、そして西側は東シナ海に面している「薩摩半島」という、二つの大きな半島があって、そしてその二つの半島の間には鹿児島湾と、桜島があります。

kagoshima

どちらの半島にも観光スポットがあるので、鹿児島県を旅する場合はこの鹿児島湾をどうやって越えるか?というのは旅のプランを考える上でそれなりに重要です。

鹿児島県は、周りの島々も含めてフェリー網が整備されているので、大隈半島と薩摩半島の間を行き来するための航路がいくつか存在します。

北から順に、

  • 桜島フェリー(鹿児島港~桜島)
  • 鴨池・垂水フェリー(鹿児島市 鴨池港~垂水市 垂水港)
  • フェリーなんきゅう(指宿市 山川港~南大隈町 根占港)

という3つのフェリー航路があります。

二つの大きな半島がある、という点では僕のふるさとである青森県も同様ですが、鹿児島県のように半島間を行き来する人の数は多くはないので、鹿児島県の航路と便数の多さに驚きました。
(青森県は1航路で2~3往復しかない)

今回の旅では、桜島フェリーとフェリーなんきゅうを利用しました。

フェリーなんきゅう(根占→山川)

九州に上陸した初日、佐多岬を巡ってから指宿に渡るために利用しました。

フェリーなんきゅう

なんきゅうドック | フェリーなんきゅう
山川と根占を繋ぐ "海の国道" フェリーなんきゅう。是非ご利用下さい。

フェリーなんきゅうは、1つの船で根占港と山川港を往復しています。片道で約50分かかるため、運行間隔は2時間となっています。

こちらは大隈半島側の根占港。

IMG_7175

船はかなり小さいです。後ろから乗り込んで、前から降りました。

P1160408

利用方法

旅客、車両、二輪車(オートバイ、自転車)、荷物(!)という区分があり、車両のみ事前に電話予約が可能になっています。オートバイは予約が出来ないため、現地で順番待ちの列に並ぶ必要があります。

車両や二輪車だけでなく、旅客も定員があるため、予定していた便に乗れない、という事もあるようです。

予定していた便に乗れない場合は、当然ながら次の便を待つ訳ですが、それで予定が2時間ずれてしまうので、注意が必要です。

さらに注意点としては、順番待ちの列に並んだあとは乗船するまで車両を移動させてはいけない、という決まりになっています。ちょっとそこまで買い物に、と出かける時は徒歩で移動しましょう。

乗船してからは、バイクに車輪止めを付けてもらい、客室(自由席)で景色を眺めながら50分の船旅を楽しみましょう。お天気が良ければ開聞岳を眺めながらのクルージングを楽しめます。

P1160434

ライダーへのアドバイス

夏休みシーズンは利用者が増えるため、余裕を持って港に辿り着くようにしましょう。特に根占港から出る便は志布志港から上陸した車両やバイクが多く来るため、混雑するようです。

実際、僕も15時の便に乗るために14時に根占港に着いたのですが、既に満車で乗れない、と言われてしまい17時の便まで港で待機する羽目になり、港で3時間過ごすことになりました。

もし次の便まで待機することになった場合は、近所の物産館や温泉に足を運んでのんびり過ごすと良いでしょう。コンビニやコインランドリーもありますよ。

僕は洗濯物がたまっていたのでコインランドリーで洗濯していました。

桜島フェリー(鹿児島港→桜島)

鹿児島市内で白くまを食べた後、宮崎方面に向かう際に桜島を経由するために利用しました。

桜島フェリー

桜島フェリー|桜島フェリー

桜島フェリーは鹿児島市が運営している市営フェリーです。船は沢山あるようで、定期航路は所要時間も短い(約15分)ため、バスのように頻繁(最短15分おき!)に往復しています。

定期航路の他にもいくつかの観光用の航路も設定されているようです。

利用方法

料金の支払い場所は、全て桜島側にあり、改札(旅客)もしくは料金所(車両)となります。400CCのオートバイと乗客1名で運賃は490円でした。

予約は出来ませんが、鹿児島港から向かう場合は、港に行ってそのままフェリーに乗り込んでしまえばOKです。

所要時間も短く湾内を航行するだけなので、車体の固定は全く無く、車両甲板と客室の往復も自由です。乗用車で乗船している人達は車に乗ったまま、という人達も多かったです。

客室フロアのデッキからは、桜島のダイナミックな姿を眺めることが出来ます。

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ライダーへのアドバイス

特にありません。びゅーっと港に行ってそのまま乗船しましょう。

おまけ その1:フェリーは前後が無い

なんとこの桜島フェリー、前後の区別が無くて両端に操縦室が付いているんです。まるで電車みたいに。

P1160496

二つ立っているマストの下にそれぞれ、操縦室があります。

往復する時にいちいち転回する必要が無いんですね、面白い構造です。

おまけ その2:立ち食いそば

所要時間が15分と短いのですが、客室には立ち食いのそば屋さんが入っていました。

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確かに、移動中に食事が出来るのは便利ですが、船なのに立ち食いなんですね。

まとめ

桜島フェリー、垂水フェリーは運航している便数が多いので、乗れないという心配は不要みたいです。フェリーなんきゅうは最悪2時間(以上)待つことになるので、注意しましょう。

僕は指宿に宿を確保していたためフェリーの次の便を待ちましたが、鹿児島市方面に行く場合は垂水フェリーに向かった方が良いかもしれません。

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