一時期ブームになった「嫌われる勇気」を、今さらながら読んでみました。
まさに今読むべき本だったな、という印象です。
▼読後の感想を書いた記事はこちら。
今さらなが「嫌われる勇気」を読んだ。自分の人生は自分で決める、ということを少し理解できた
今回読んだ本はこちら。 一時期ブームになった本です。 以前、お友達から頂いたまま、積ん読状態になっていました。 なんとなく手にして読んでみましたが、まさに今読むべき本でした。 今さらなが「嫌われる勇気」を読んだ。自分の人生は自分で決める、と...
「課題の分離」について考える
この本の中から「課題の分離」というキーワードについて考えてみました。
「課題の分離」とは?
「課題」とは解決しなければならない問題を意味します。
課題には、必ずオーナー(当事者)がいて、そのオーナーが課題を解決しなければなりません。他の人が解決することが出来ないのです。
「課題の分離」とは、「『自分がオーナーの課題』と『自分がオーナーではない課題』に分離する」ということです。
「課題の分離」が出来ていない例
例えば、
- 自分の子供が勉強しない
- 友人が引き籠もっている
- 親から良い大学に進んで良い会社に就職しろと言われる
これは全て、自分の課題ではありません。
これらの課題を、自分事に捉えてしまい、ついついこんな行動を取ってしまいます。
- 子供が勉強しないので、勉強しなさいと指示をする
- 引き籠もっている友人に外に出るように助けようとする
- 親の言いつけを守って良い大学に進学する
僕自身も、このような振る舞いをしてしまう気がします(実際している)。
その結果は、だいたい予想出来ると思いますが、課題は解決されません。
- 親が子供に勉強するように押しつけても、子供は勉強が好きにならない
- 周りの余計なお世話によって、さらに友人は頑なに引き籠もってしまう
- 大学に入ったものの、本人は全然楽しくないので大学に行かなくなってしまう
親の課題が重しになっていた
昨年末から受講しているTLI講座と、「嫌われる勇気」を読んで、ようやく「他人の課題に押しつぶされている」ということが良く分かりました。
一番大きいのは、母親です。
- 勉強しなさい
- ちゃんとした仕事に就きなさい
- 早く子供を産める女性と結婚しなさい
- むだ遣いをせずにお金を貯めなさい
とにかく、あらゆることをコントロールしようとする母親です。そして常に「あなたのためを思って」というフレーズがセットで登場します。
最近、薄々気付いていましたが、この本を読んでようやく腑に落ちました。
母親は自分の願望を達成したい(だけどそのような自覚が無い)だけなのです。
そして、僕自身も親の課題を分離できておらず、長い間、僕の肩にのしかかっていたのです。
とにかく、課題を分離しよう
ということで、
- 親の課題
- 友人の課題
- 会社の課題
- 上司の課題
- お客さんの課題
は全て自分のものでは無いんだ、という意識で手放していけたらいいな、と思ったのでした。
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