今回読んだ本はこちら。
読書日記:「アウトライン・プロセッシング入門」を読んでアウトラインプロセッサの神髄を知る
「アウトラインプロセッサ」というのは昔から知っていましたが、専用のアプリケーションを使ったことがありませんでした。
この本を読んで、ちょっと興味が沸いてきたので、さっそく試してみたいと思います。
本の内容は?
アウトライナーを使ったアウトライン・プロセッシングの威力について紹介しています。
と、書いてもサッパリ意味が分からない人はいると思います。
この本では、まず前提知識の説明から始まります。
前提知識
アウトラインとは?
箇条書きされた短い文章などが上下に階層化されたものです。
このような表記の仕方をする事で、文章全体を構造化して枠組みを理解しやすくすることが出来ます。
アウトライン・プロセッシングとは?
アウトライナーを使ってアウトラインを作成する行為のことです。
アウトライナーとは?
アウトラインを作成するための専用のアプリケーションです。
ワープロソフトは文章の体裁を作るためのアプリケーションで、テキストエディタは文章を作成するためのアプリケーションです。
アウトライナーは、文章を構造化して組み立てを考えるためのアプリケーションです。
アウトライン・プロセッシングの威力とは?
アウトライナーは、以下の3つの基本的な機能を持っています。
- アウトラインを表示する
- アウトラインを折りたたむ
- アウトラインを組み替える
これらの機能を駆使することで、文章の全体像を俯瞰したり、順序を入れ替えたり、各枠組みの中身を作り込んだり、ということが出来るようになります。
つまり、
- 構成を考える(俯瞰)
- 内容を考える(詳細)
という、文章作成の二つの側面を行ったり来たりしながら、内容を充実させていくことが出来ます。
よく「ボトムアップか?トップダウンか?」という議論がありますが、アウトライン・プロセッシングはボトムとトップを行ったり来たりするだけで、どちらが先か後か、というアプローチではありません。
また、この本の中では、文章作成のコツや、アウトライナーを活用した打ち合わせの手法なども紹介されています。
感想
僕はもともと、文章や資料を作る時はアウトライン・プロセッシングに近い考え方で作業をしているので、この本の内容は全く違和感がありませんでした。
使っているツールは、XMind(マインドマップ作成アプリケーション)やPowerPoint(のアウトライン表示)です。
(PowerPointをアウトライナー的に使う、というのは需要があれば記事にしようかな?)
今回、この本を読んでみて、アウトライナーという、アウトラインを作成する専用ソフトを使ってみたくなりました。
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