趣味の工場見学ネタです。
山梨県に滞在したついでに、サントリーの白州蒸溜所に遊びに行ってきました。
見学ツアーに参加して、森に囲まれた雰囲気と、美味しいお水とウィスキーを堪能してきました。
サントリー白州蒸溜所で見学ツアーに参加。美味しいお水とウィスキーを堪能してきた
白州蒸溜所の公式サイトはこちら。
▼サントリー白州蒸溜所
白州蒸溜所に行ったのは、今回が2回目です。
前回はアポ無しだったので見学ツアーには参加できまず、さらに車で行ったために有料試飲も出来ませんでした。
▼前回の記事はこちら。
今回はきちんと予約をして、2つのツアーに参加してきました。
どちらも面白かったです。
以下、参加したツアーの様子です。
南アルプスの天然水ガイドツアー
お酒を飲む前に水分補給を、ということで先に天然水のガイドツアーに参加しました。
こちらは見学と試飲を合わせて60分のコースです。
ペットボトルの包装工場、試飲コーナーの2ヶ所を順番に回ります。
集合場所から、電動バスで工場に移動します。
工場はつい最近、見学コースがリニューアルされたそうで、工場の見学コースはとてもきれいでした。
▼入り口の正面には大きな南アルプスのパネル。
▼ペットボトルのラベルを180倍に拡大したもの。
巨大でした。
▼プロジェクションマッピングに使われるジオラマ。
このジオラマと後ろの壁(スクリーン)を使って、プロジェクションマッピングの映像を流していました(再生中は撮影禁止)。
雨が降って山に染み込んだ水は、20年かけて地下水となって、汲み上げられるのだそうです。
今飲んでいる水は、20年前の雨だったのですね〜。
▼ペットボトルの包装工程を見学。
萌え?
▼ペットボトル(2L)を膨らませるための金型。
ペットボトルは原料を運び込んで、この敷地内でボトルの形に成形しているそうです。
確かにボトルの形で運搬するとカサが大きくなりますから、ここでボトルの形に膨らませる方が効率が良い訳です。
工場から再びバスで移動して、試飲コーナーへ。
▼天然水の試飲。
天然水、天然水ヨーグリーナ、天然水スパークリング、天然水オレンジ、の4種類が試飲できました。
水ばかりがぶがぶ飲むのか、と思いましたがけっこう飲めちゃいました。
最後におみやげとして、新商品の「天然水GREEN TEA」を1本もらいました。
▼こちら。
白州蒸溜所ツアー
そして、こちらが本命の蒸溜所ツアーです。
こちらは見学と試飲を合わせて80分のコースです。
仕込み棟、貯蔵庫、試飲コーナー、の3ヶ所を順番に回ります。
まずは仕込み棟に向かいました。
▼仕込み棟の入り口。
今回のツアー参加者は、僕も含めて5人で、4人は外国人でした。
外国語の説明は、スマートフォンのアプリで自動再生されるものを聴いてもらい、ガイドさんが少しだけ英語で補足する、という形で行われました。
▼発酵中の樽。
発酵用の樽はステンレス製ではなく、あえて木製なのは、こだわりだそうです。
通路から下をのぞくと、樽は結構な高さがありました。容量は7万リットル、と書いてありした。
▼おなじみ、蒸留用のポットスチル。
これだけ並んでいるのは、壮観です。
ポットスチルはそれぞれ形が異なっていて、それぞれ異なる風味の蒸留酒(ニューポット)が出来るのだそうです。
お次は、バスに乗って貯蔵庫に向かいました。
▼樽がずらーっと。
この貯蔵庫は温度管理をしていないので、季節ごとの気温の変化がそのまま熟成に影響しているようです。
見学をした貯蔵庫は、3万個の樽を貯蔵することが出来るそうです。
さらに最近、貯蔵庫を増築したそうで、全体では16万個の樽が貯蔵できるそうです。
貯蔵庫からバスで戻り、最後はお楽しみの、試飲コーナーです。
▼試飲セット。
4つ並んだグラスには、白州をブレンドするときに使用される原酒(の一部)が2種類と、テイスティング用の白州、ハイボール用の白州、です。
あとはお水(もちろん南アルプスの天然水)と炭酸水(ハイボール用)、ミントの葉っぱ(これもハイボール用)、おつまみセットが並んでいます。
▼2種類の原酒。
左のホワイトオーク樽原酒は12年もの、右のライトリーピーテッド原酒は5〜6年ものでした。
ホワイトオーク樽原酒は熟成が進んでいるため、色が濃く、とろみがありました。
ライトリーピーテッド原酒はけっこう透明で、スモーキーというよりもさわやかな香りがしました。
この2種類の原酒と、ストレートの白州を比較しながらテイスティングしました。
実際の白州をブレンドするには、原酒を10種類ちかく組み合わせて作られるそうです。
もっといろいろな原酒を見てみたかったです。
▼白州ハイボール。
お次は、白州で美味しいハイボールの作り方を教わりました。
グラスに氷を入れて、白州を注ぎ、少しステアして、氷を足して、炭酸水を注ぎ、最後にミントの葉を乗せて、完成です。
居酒屋で飲むハイボールとは違い、さわやかな味で美味しかったです。
有料試飲コーナーへ
まだ時間があったので、こちらも前回スルーしていた有料試飲コーナーへ。
▼こちらが入り口。
有料試飲コーナーは予約なしでも入れます。
ここではサントリーのいろいろなウィスキーを少量(15ml)ずつテイスティング出来ます。
あくまで味見が目的です。ちゃんと飲みたい人はレストランに行きましょう。
▼白州ニューポットと山崎。
ニューポットとは、樽に詰められる前の蒸留直後の原酒です。
熟成前なので無色透明で、香りもキツめです。
山崎は白州よりも強めの味でした。
▼響と白州限定ブレンド。
響は山崎&白州&知多の3つの蒸溜所の原酒をブレンドして作られるそうです。コクがあって複雑な香りでした。
白州限定ブレンドは、市販の白州とは異なるブレンドで作られた、ここでしか飲めない(買えない)特別な一品です。普通の白州よりも少しスモーキーな味です。
ウィスキーはたくさん飲むと酔っ払ってしまいますが、こうやって少量ずつ出してもらえると、たくさん飲み比べが出来て楽しいです。
おわりに
ウィスキーの見学ツアーは有料ですが、普段は見られない場所や、飲むことが出来ない原酒が楽しめるなど、お酒好きは十分に楽しめる内容だと思います。
今回のように、天然水とウィスキーのツアーに参加して、おみやげ屋さんやレストランに寄り道するには、まる1日過ごして楽しめますよ。
ウィスキーの蒸溜所は、余市、宮城峡、そして白州と3ヶ所目です。
毎回ツアーに参加しながら試飲して、少しずつウィスキーの味わい方が分かってきた気がします。
サントリーは白州と山崎の2つの蒸溜所が見学できます。
山崎蒸溜所はまだ行ったことがないので、関西方面に遊びに行くときに立ち寄ってみたいと思います。
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