僕のお友達である金丸夫妻が経営する「金丸文化農園」で農作業体験に参加してきました。
ここでは、6日間の滞在中に体験した内容と感想を紹介します。
金丸文化農園で農作業体験。6日間の体験で感じたこと
まずは金丸文化農園と、金丸文化学園の紹介です。
金丸文化農園は、山梨県の南アルプス市で、桃とさくらんぼを育てています。
ネットでの直販だけでなく、さくらんぼ狩りもやっています。
▼Webサイトはこちら。
▼Facebookページはこちら。
また、金丸夫妻は農園の他にも、近隣のさまざまな人に「居場所」を提供するために「金丸文化学園」を立ち上げています。
▼文化学園のWebサイトはこちら。
▼Facebookページはこちら。
今回はクラウドファンディングのリターンで農作業体験
昨年、金丸文化学園でクラウドファインディングを行いました。
▼クラウドファンディングのページはこちら。
僕はこの中から、「農作業体験」のリターンを選んで支援していました。
今回、4月にスキースクールの仕事が終わって時間が出来たので、金丸夫妻に連絡して農作業体験をお願いしました。
ちょうど手伝える農作業があったのと、僕の予定に余裕があったので、6日間滞在させてもらいました。
サクランボの授粉と草刈り作業を体験
今回滞在した時期(4月中旬〜下旬)は、ちょうどさくらんぼの花が咲いて、授粉作業を行う時期でした。
▼さくらんぼの花。
白くてきれいな花です。が、のんびりお花見している暇はありません。
サクランボは、自家不和合性(じかふわごうせい)といって、自分の花粉では受精しない性質を持っています。
そのため、さくらんぼの実を収穫するには、人工授粉の作業が必要となります。
花が咲いている間に授粉作業を終える必要があるので、元気に咲いている花にせっせと授粉用の花粉を振りかけていきます。
この授粉作業については、2日目にブログの記事を書きました。
▼2日目に書いた記事はこちら。
▼受精に成功してできた、小さな実。
滞在している間に花が咲き、そして散り始めていました。
無事に受精が出来た花は、めしべが膨らんでこのように実を付けています。
ここから徐々に成長して、真っ赤なさくらんぼの果実になるわけです。
この他に、さくらんぼと桃の畑に生えている雑草の刈り取り作業を手伝いました。
こちらの農園は、雑草を生やしたまま果樹を栽培する「草生栽培(そうせいさいばい)」という方法を取っているそうです。
ハンディタイプの草刈り機を使って、樹の周りに生えている草を刈り取るという作業を手伝いました。
▼ハンディタイプの草刈り機(左が充電式、右がエンジン式)。
草刈り機でバシバシ草がなぎ倒されていくのは、ちょっと気持ち良かったりします。
▼草刈り後の様子。
授粉作業と草刈りの作業は、どちらも初めての体験だったので興味深かったです。
農作業体験を通して感じたこと
金丸夫妻は人と交わるのが好きなご夫婦で、作業のやり方は親切に教えてもらえました。
また作業をしながら、さくらんぼのことや農園の事など、いろいろと教えてもらいました。
今回の作業を通して、また園主のお話を聞いて、自然相手の仕事の大変さが少し分かりました。
作物の生育状態に合わせて仕事の量が変わったり、お天気に合わせて仕事の段取りを組み替えたり、もちろん、曜日に関係なく作業をしなければなりません。
日々、作物の状態が変わるので、それをしっかり見て把握しないといけないです。
また、農作業にはいろいろな道具が必要です。設備投資も必要ですし、調子が悪くなったら自分でメンテナンスできる知識や技術も必要です。
一つ一つの作業については、教われば出来るようになりますが、1年間かけて作物を育てるという視点で計画を立てて実行するというノウハウを身に付けるには、それなりの時間がかかるのだろうな、と感じました。
おわりに
今回は6日間、とてもためになる経験をさせてもらう事が出来ました。
いちど手伝うとその後の成長も興味が出てきます。きれいな赤いサクランボが実るところまで、見届けてみたくなりました。
また忙しい時期に手伝いに来てみたいな、と思っています。
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