昨日から災害ボランティアに参加するため、呉市に来ています。
昨日は台風のために活動がおやすみだったため、今日から呉市の安浦地区で活動を開始しました。
呉市安浦地区でのボランティア活動1日目。増水+土砂災害の爪痕に驚く
今日の活動場所は、すぐ裏にある川が越水して床上浸水したお宅の片づけでした。
床上まで浸水したそうです。ご主人に被災当時の写真を見せてもらいましたが、1回は足を踏み入れる事が出来ない状態だったようです。
今日は床下の土砂をかき出したり、川の水をかぶった土壁の取り壊しなど、屋内の作業が中心でした。
石混じりの土砂に苦戦
倉敷市の真備地区も水害の地域でしたが、それに比べるとこちらの安浦地区は泥の中に石ころがたくさん混じっていました。
周辺の山は、多くの土砂崩れの跡が見られるので、川に沿って一気に土砂が流れてきたのでしょう。
しかも、災害発生から時間が経っており、床下の土砂もだいぶ固くなっていて、かき出すのに苦労しました。
川の深さが半分以下になっている!
▼こちらは今日の様子。
▼こちらはGoogleストリートビューから、2013年の様子。
両方の画像に写り込んでいるガードレールは同じものです。
アングルが違うので分かりづらいかもしれませんが、川の深さが全然違うのが分かりますか?
川にもものすごい量の土砂が堆積しているという事です。
こんな状態で台風21号の大雨が降ったら、また大惨事になっていたことでしょう。
ようやく片づけが進んできたところに、苦労がリセットされるところだったかもしれません。
関西方面は大変なことになっていたので、どこかが助かるとどこかが大変、なのですけど。
ボランティア不足で大変そう
被災した家屋の数と土砂の量に対して、ボランティアの人数は圧倒的に足りていません。
運営スタッフも少ないようで、他の地域の社会福祉協議会の方が応援に入っていました。
ボランティアの輸送は、地元の人たちも手伝っているようです。
確かにアクセスが不便な地域なのですが、自家用車がある人などは、もっとこちらのエリアに来てほしいものです。
つづく
金曜日まで、安浦地区で活動します。
金曜日は休養日にしようと思っていましたが、やはり現地の惨状を目の当たりにすると休んではいられないな、という気持ちになります。
引き続き、微力ながらがんばります。
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