今回読んだ本はこちら。
離婚調停は話し方で変わる: 弁護士が離婚調停の伝わる話し方5つのステップを大公開 (ききょう出版)
読書日記:転ばぬ先の杖「離婚調停は話し方で変わる: 弁護士が離婚調停の伝わる話し方5つのステップを大公開」を読んで備えておこう
普通の人にはあまり馴染みのない話、ではなく「3組に1組は離婚する」というご時世なので、備えあれば憂いなし、事前に目を通しておくのも良いかもしれません。
本の内容は?
タイトルの通り、離婚調停の場で調停委員(=弁護士さん)に対して、自分の主張をしっかり伝えるにはどうすれば良いか?というノウハウが紹介されています。
著者の木下さんはもちろん弁護士です。
大前提は、離婚調停の原則を理解すること
離婚調停は裁判所で行われますが、裁判のように白黒ハッキリ付ける場ではありません。
双方の意見を聞き、説得し、離婚の段取りを円滑に進める事です。
ここで調停委員は、双方の主張を聞き、
どちらの主張が社会的に正しいか
を判断します。
ひたすら「つらい、苦しい、怒っている」という話をしても調停委員には受け入れられません。
自分の主張が、法的に、倫理的・道徳的に正しいかを正しく伝える事が重要です。
調停委員を味方に付けるには「理解→共感→応援」のアプローチが必要
この本では話し方を3つのポイントにまとめています。
- 話す内容
- 話す順序
- 話し方そのもの
調停委員に対して、主張すべきことをしっかり決めて、時系列に論理的に話し、そして共感を得るためのエピソードを交えることが必要だそうです。
これは離婚調停に限らず、一般のビジネスシーンでも同様でしょう。
これらのポイントを守る事で、調停委員に主張を理解してもらい、共感し、さらに応援してくれることでしょう。
感想
題材は離婚調停ですが、話し方の3つのポイントは一般的な仕事のやり方、プレゼンテーションのノウハウとしても有効なものです。
離婚調停もプレゼンテーションの場の一つである、という事ですね。
非常にコンパクトな本なので、1時間もかからずに読み終わる事が出来ると思います。
今回紹介した本はこちら
離婚調停は話し方で変わる: 弁護士が離婚調停の伝わる話し方5つのステップを大公開 (ききょう出版)
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