今回読んだ本はこちら。
読書日記:「ざっくり分かるファイナンス」を読めば財務をざっくり理解出来る、はず
「ファイナンス」とは日本語でいうと「財務」のことです。
会社の経営を理解するには、会計ではなく財務を知ることが必要、という話を聞いたので読んでみました。
あまり数式が出てこなくて(それでも用語は沢山出てくる)、たとえ話も用意されているので、タイトルの通り、入門編としては良いのではないかな、と思います。
- 財務と会計って何が違うの?
- キャッシュフローってどうして大事なの?
という疑問を持っている人は読んでみることをオススメします。
本の内容は?
ファイナンス(本書では「財務」ではなくファイナンスと書いています)についての大枠をひととおり説明しています。
「財務」と「会計」の違い
会計の目的は、ある時点(過去〜現在)の収支をまとめたものです。
通常の会社であれば(個人でも)、年度ごとに売り上げや経費、税金の金額をまとめてその年度の収支報告を作成します。
一方の財務は、将来(現在〜未来)のお金の動きを考える行為です。
キャッシュインとキャッシュアウトのタイミング、運転資金の確保、投資の判断、債務の返済方法、などなど、これからのお金の動かし方を決めるのが財務です。
経営は将来の意思決定を行うものなので、財務の知識が必要になってくる訳です。
「会計」ではお金の動きを追いかけられない
一般的に、会社同士の取り引きでは「手形」が使われます。
すると、売り上げが上がっていても、手形が手元にあるだけで現金はありません。
現金がないと社員に給料を払えなかったり、仕入れが出来なくなることがあります。
そのため、帳簿上の売り上げ数字だけを追いかけていると、現金不足に陥ってしまうことがあります。
運転資金がなくなってしまう「黒字倒産」と言われる現象ですね。
感想
僕も一応、マネージャー職に就いているので、このあたりの知識はざっくりとでも仕入れておく必要があるかな、と思ってこの本を手にしてみました。
財務の用語まではしっかり頭に入っていませんが、経営者が何を考えながら意思決定しているのか、というヒントは手に入ったかな、と思います。
もう少し類似の本を読んでみないと頭に定着しないかな、と思うので、引き続き勉強してみます。
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