2016年夏 本州九州ツーリングの目次はこちら
鹿児島から高千穂に移動する途中で、宮崎市に宿泊することにしました。というのも、「鬼の洗濯板」を見たかったからです。
「鬼の洗濯板」とは?
約700万年前に海底で砂と泥の層が交互に堆積し、それが隆起して海上に現れました。しかもこの時、褶曲(しゅうきょく)によって地層に傾斜ができ、波による浸食を受けてこのような地形が出来上がったのだそうです。
そして、この地形は宮崎市の青島の周りに見られます。
以下のページを見ると、詳しい説明がありますよ。
鬼の洗濯板(波状岩) – 観光情報|宮崎市観光協会
日本地質学会 – 地質マンガ 鬼の洗濯板
ポイント:洗濯板は干潮時に現れる
「鬼の洗濯板」は青島の周囲で見られる地形ですが、満潮時はすっぽり隠れてしまいます。
こちらを観光する際は、潮の満ち引きの時間帯を把握しておくと良いですよ。
今回僕は、近くのホテルに宿泊していたため、満潮時と干潮時の姿をそれぞれ見ることが出来ました。
こちらは早朝、満潮時です。青島神社の鳥居前は海です。
(2016年8月17日 朝6時ころ)
洗濯板は水面下に沈んでいます。
そしてこちらは4時間後の様子。鳥居の周りに洗濯板が現れました。
同じく、青島から陸側を眺めたアングルです。こちらは早朝。
そして4時間後。
と、こんな感じでがらっと景色が変わるので、潮位は事前に把握しておきましょう。
洗濯板の地形に寄ってみたところです。
砂の層と泥の層が交互に並んでいるのがよく分かります。また泥の層は四角い模様が見られます。
青島を散策してみよう
青島の周囲は歩いて回ることができます。30分〜40分くらいで一周することができます。
そして島のまん中には青島神社があります。
南国風の気に囲まれた神社です。
早朝だったのでがらんとしていましたが、昼間は出店が出ていたりと、賑わうようです。
こちらも波の浸食で作られたものです。なんかアシカみたいな形です。
その他
青島は海水浴場にもなっているので、お店も沢山あって賑やかなところでした。
干潮時に現れる広大な洗濯板は、なかなかの圧巻です。特に満潮時の様子を見てから干潮時の姿を見たので、変化が大きくて感動しました。
自然好き、地形好きの人は楽しめるスポットだと思います。
すぐ近くにJRの駅もあるので、鉄道でもアクセスしやすいですよ。
2016年夏 本州九州ツーリングの目次はこちら
コメント