今日は毎年恒例の健康診断でした。
朝から検診センターに行き、
- 血圧
- 身長
- 体重
- 採血
- 肺のレントゲン
- 胃のレントゲン
- 視力検査、聴力検査
- 内科検診
という順番でたらい回しにされました。
検診自体はさくさくっと終わるのですが、問題は検診が終わってからです。
バリウムはさっさと排出しなければならない
胃のレントゲン検査では、バリウムを飲みます。
バリウムを飲んで、検査代の上で右に左にゴロゴロ動き回ってレントゲン撮影してもらいます。
バリウムは飲むときよりも出すときが大変
昔と違って、バリウムは飲みやすくなった、と聞いたことがあります。確かに僕は、特に飲みづらい、と思ったことはありません。
問題は、バリウムをさっさと排出しなければならない、ということです。
今回の検診センターで飲んだバリウムは、下剤入りでした。
わざわざ下剤を飲まなくても、自動的にさっさと出てくるようです。
これはこれで怖いです。なんせ出てくるタイミングが分からないのですから。
検査後に下剤を渡されて飲む場合は、自分のタイミングで下剤を飲んで、トイレに行く、という事が出来ます。
しかし、はじめから下剤入りだといつ出てくるか分からないので、おちおち電車に乗ったり移動する事が出来ないじゃないですか。
なんでバリウムはさっさと排出しなければならないのか?
バリウムの性質をざっくり説明すると、
- 正式名称は硝酸バリウム(化学式はBaSO4)
- 検査で飲む液体は、硝酸バリウムと水と粘着剤が混じったもの
- 硝酸バリウムはX線を透過させないため、レントゲンで撮影すると胃の形がハッキリ見える
- 胃や腸で吸収されず、全て体外に出るため、無害
というものです。
ここで問題になるのが、粘着剤です。
水分は腸で吸収されるため、粘着剤とバリウムだけが腸内に残ってしまうと、固まってしまい、最悪のケースでは腸が詰まってしまうようです。
「たくさん水を飲んで下さいね」と言われるのは、バリウムが固まるのを防ぐため、ということです。
まとめ
つまり、バリウム自体は無害だが、固まってしまうと良くない、ということです。
- 早く排出するために下剤を飲み
- 固まらないようにするために水を飲む
ということでした。
なんとなく言われたことに従っていましたが、カラクリが分かると納得できます。
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