おとなの社会科見学:片山酒造で純米吟醸のしぼり工程を見学してきた

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今日は久しぶりに、おとなの社会科見学に行ってきました。

おとなの社会科見学:片山酒造で純米吟醸のしぼり工程を見学してきた

事の始まりはFacebookの投稿から

昨晩、いつものようにFacebookの投稿を眺めていたら、こちらの投稿が目に留まりました。

この「片山酒造」という酒蔵を知ったのは、一昨年の秋に社員旅行で鬼怒川に行った際、たまたま帰り道の途中にあるということで立ち寄ったのがきっかけでした。

ホームページはこちら。

日光地酒の片山酒造株式会社 | 素材と製法にこだわった日本酒を製造
明治13年創業。日光の蔵元片山酒造では創業以来、時間と手間をかけた製法にこだわり、素材も地元日光の名水、兵庫県産特Aランクの米「山田錦」、栃木県が開発した特別な酵母を使った日本酒柏盛を製造販売。柏盛は全国新酒鑑評会で入賞し味も品質も評価されています。

Facebookページもありますよ。

その時は10月だったので当然お酒の仕込みはやっていなかったのですが、杜氏の方が親切に蔵の中を説明してくださったのが印象的でした。

お土産に買ったお酒も美味しかったので、これは是非お酒を仕込む時期に遊びに行かねば、と思っていたのでした。

今日はかなり久しぶりに何も予定が入っていない日曜日だったので、これは行くしかない!と夜中に思い立って、電車の時刻を調べて就寝。そして早起きをして行ってきました。

ここから写真付きレポート

朝6時過ぎに自宅を出発して、東武鉄道の快速に乗ること2時間弱、最寄り駅の下今市駅に到着です。

下今市駅は、建て替え中でした。

標高が高いので、寒いです。

こんな時はヒートテックが役に立ちます。

駅から片山酒造へは徒歩で10分くらい、田舎の路地をてくてく歩いて、到着しました。

この看板が目印です。

建物はどれも古く、このお店の奥にある蔵は大正時代に建てられたものだとか。

見学は9時からとFacebookに書かれていましたが、15分くらい早めに着いてしまいました。

お店の中を覗くとおかみさん(?)がいたので聞いてみると、「もう始まってるから中へどうぞ〜」と奥にある蔵へ案内してもらいました。

こちらが蔵の中。一番奥で絞り工程が始まっていました。

蔵の中に入ると、ふんわりと日本酒の香りが漂っていました。

そして奥まで進むと、皆さんで作業が行われていました。

ここでやっているのは、タンクから”もろみ”をポンプでくみ出して、袋に詰めているところ。

この詰めた袋からお酒がしみ出すことで、酒粕とお酒に分離される、というカラクリです。

この絞り方は「佐瀬式」と呼ばれるもので、袋に詰めたもろみを槽(ふね)に並べて、上からゆっくりと圧力をかけて絞ります。手間がかかりますが、ゆっくりと絞り出すことが出来るので良いお酒が出来るのだそうです。

(ちなみに、もっと一般的に行われているのは「薮田式」という横から圧力を加えてしぼる方式のようです)

しみ出てきたお酒はすぐ隣の、床に埋まっているタンクに溜まっていきます。

これは、まだ機械で圧力をかけていない、もろみの自重でしみ出てきたお酒だけ、「一番搾り」です。3日間ほど時間をかけて、自重でしみ出てきた一番搾りだけをタンクに詰めます。それから圧力をかけて二番絞りを作るそうです。

もちろん、一番搾りの方が美味しいに決まってます。

と、このあたりの解説を聞く前に、着いてすぐに試飲させてもらいました。

絞りたてなので、ちょっと濁りがあります。

美味しいです。

昨日測った時点では、日本酒度は+1、アルコール度数は18度だったそうです。

数値的には辛口ですが、全然キツさがなくて、ピリッとした辛さと共にふんわりとした甘さが口の中に広がる、優しいお味でした。

朝9時から美味しいお酒を飲む。至福のひとときです。

もろみを詰めた袋は、こんな感じで並べられていきます。

槽(ふね)に袋が一杯になると、上に木枠を追加してさらに袋を積み重ねていきます。

一つのタンクから出したもろみを並べるには、最大でこの木枠を4段まで重ねるのだそうです。

普通はタンクひとつから4000リットルのもろみを作れるそうです。今回は少なめに仕込んでいて3000リットルくらいと話していました。

「冷たいですか?」と聞いたところ、「温度はだいたい7度くらいですね」と。この冷たいお酒を素手で袋詰めしていきます。皆さん手を真っ赤にしながらの作業です。

当然、蔵の中は空調も無いので、普通に寒いです。かなり大変なお仕事です。

見学エリアに特に制限は無く、かなり自由でした。「どんどん写真撮ってくださいね!」と非常にオープンです。

かぶりつきでのぞき込みながら、色々教えてもらえました。

「今日しぼるのは、前日の夜に決まったんです。しぼる日はもろみの状態を見て決めるので、今回はちょうど日曜日にタイミングが合って良かったですね。」なるほど、機械的に何日間寝かせる、という訳ではなく常に状態を見て判断しているのですね。

「今日は純米吟醸だけど、来週しぼる予定の大吟醸は香りが強いから、蔵中が香りに包まれるんですよ。是非見に来て下さい」とのことでした。残念、来週は用事があって来られないんです。

見学には僕が一番乗りでしたが、その後も数組のお客さんがやって来ました。

ずっと見ていたら、おかわりが出てきました。試飲3杯目。ちょっと濁ってるのが分かるかな?

お酒の香りに包まれながら、1時間ほど見学させてもらいました。

蔵から出て直売所で日本酒を一本と、ここの名物の「酒ケーキ」を買って帰ってきました。

皆さんとても親切で、今回も楽しく見学させてもらいました。

また、大吟醸をしぼる時に見に行きたいです。

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