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2016GW 東北旅行(2)ニッカウヰスキー仙台工場:ニッカ第二のふるさとは森の中

旅行

5月3日から5日まで、2泊3日で東北のまん中あたりをぐるっと旅行してきました。

1日目の午後は、今回の旅のメインイベントのひとつ、ニッカウヰスキー仙台工場の見学です。

2016GW 東北旅行(2)ニッカウヰスキー仙台工場:ニッカ第二のふるさとは森の中

一昨年、北海道の余市醸造所に行ったので、政孝が手がけたもう一つの醸造所であるこちらもぜひ行ってみたいと思っていたのです。

▼1日目の午前の様子はこちら。

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ニッカウヰスキー仙台工場について

「ニッカウヰスキー仙台工場」の別名は「宮城峡醸造所」と呼ばれています。

竹鶴政孝が、第二の醸造所の候補地を探す中で、この宮城峡を流れる新川(にっかわ)の水に出会いました。

ちなみに、この醸造所の住所は「ニッカ一番地」となっており、当時の宮城県知事にお願いして住所を変えてもらった、という逸話もあります。

詳しくはこちらをご覧下さい。

宮城峡蒸溜所 | NIKKA WHISKY

宮城峡蒸溜所|NIKKA WHISKY
ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所をご紹介します。二つの清流に囲まれた緑豊かな峡谷。ウイスキーのさらなる未来を実現するために、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝と年若いスタッフたちが築き上げた第二の蒸溜所。竹鶴が夢見た未来を、実現する場所。

山形駅から仙山線で作並へ

ニッカウヰスキーの仙台工場は、その名の通り宮城県仙台市の青葉区にあります。午前中は宮城県側から蔵王を越えて山形県に入りましたが、午後は再び宮城県に向かいます。

ウイスキー工場の見学ですから、やっぱり試飲したいですよね。という事で、午後は電車で移動することにしました。

今夜の宿である山形駅前のホテル駐車場に車を預けて、山形駅へ。

JR東日本のエリアなので、まずはSuicaが使えるかを確認します。途中の駅は対応していないようですが、山形駅と作並駅はSuicaに対応しているようなので、一安心です。

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久しぶりに地方の在来線に乗車します。

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新緑に覆われた山々を眺めながら電車にゆられる事、約45分で作並駅に到着しました。

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駅は木造の綺麗な駅です。

近くには作並温泉という、古くからの温泉街があるため、宿の送迎バスもお客さんを待っていました。

駅のホームにはニッカの看板が。

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駅前の花壇にはニッカのマークが。よく見るとこれはウィスキーの樽ですね。

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駅からニッカの工場までは送迎バスで移動することが出来ます。仙台方面の電車の到着時刻に合わせてバスが運行されています。

バスは5分もかからずに到着します。徒歩でも15分くらいですが、特にこれといった見所のない田舎道なので、バスに乗った方が快適でしょう。

ニッカウヰスキー仙台工場は赤レンガの工場

バスから降りると赤い建物が目につきました。

余市には低い建物ばかりでしたが、こちらは背の高い、いかにも工場といった建物がありました。

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まずは見学受付に向かいます。

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事前にネットで予約をしていましたが、ゴールデンウィークだったため、常に30分おきに見学コースが出発しているようで、予約の時刻とは関係なく見学ツアーに参加することが出来ました。

見学ツアーの開始まで、あたりをウロウロします。

こちらは記念写真スポット。この池は「ニッカ池」と名付けられています。

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サクラもまだ咲いていました。

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こちらは樽の貯蔵庫です。

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政孝の指示により、建物の外壁は全てレンガ造りになっています。

工場見学へ

いよいよ見学ツアーの開始です。

ガイドさんに30人くらいのお客さんがついて行きます。客層は老若男女、家族連れなど様々でした。これもNHKの連続ドラマ「マッサン」の影響なのでしょうか。

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こちらは麦を乾燥させる乾燥棟。三角屋根が特徴です。(現在は使用していない)

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乾燥棟の脇を通り抜け、仕込み棟へ。

仕込み棟の中は一部撮影禁止でした。麦の甘い香りがする建物でした。

そしてこちらは名物の蒸留棟です。

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仕込み棟で発酵した麦汁をここで2回蒸留して、透明なウィスキーの原液をが出来上がります。

この蒸留器(ポットスチルといいます)の形は、余市蒸留所とは異なる形をしています。

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しめ縄が付いているのがポイントです。

原液は樽に詰められて、貯蔵庫で熟成されます。

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この樽の中で、透明なウィスキーの原液は樽から色が移って綺麗な琥珀色に変化していくそうです。

ここでは樽詰め直後、5年熟成、10年熟成したものの香りの違いを確かめることが出来ます。

そして最後はお待ちかねの試飲タイム!

乾燥棟→仕込み棟→蒸留棟→貯蔵庫と見学して、最後にゲストホールに到着します。

ここでお待ちかねの試飲タイムです。

ここ仙台工場では3種類のお酒(またはソフトドリンク)を試飲することが出来ました。

  • 麦だけで造られたピュアモルトウィスキー「竹鶴」
  • 麦ととうもろこしで造られたブレンデッドウィスキー「スーパーニッカ」
  • ブランデーが加えられたアップルワイン「ニッカアップルワイン」

ウィスキーの種類が分かる図がありました。

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なるほど、「竹鶴」は余市と仙台をブレンドしたものなんですね。

それぞれテイスティンググラスに入ったものを受け取り、好みの割り方で味わいます。

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「スーパーニッカ」は香りが強く、スッキリした味わい。

「竹鶴」はモルトウィスキーらしい深みのある味。

アップルワインは、あまーい味だけどアルコール度数高めです。

ゲストホールでは、各種のお土産の他にもニッカの様々な銘柄のウィスキーを有料(350円〜700円くらい)で試飲することが出来ます。

まとめ

見学コース自体は、試飲も含めると40分くらいで見て回ることが出来ます。

さすがは仙台、北海道とは違って沢山の見学客が訪れていました。ちょっと混雑していたので落ち着いた雰囲気はありませんでしたが、空気と水が綺麗な山の中にたたずむ醸造所は独特の雰囲気で楽しかったです。

電車でのアクセスも良いので、試飲も出来る電車で行くことをオススメします。

つづく。

▼続きはこちら。

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