先日、旅行で名古屋まで行ってきました。
その際に、往路は太平洋フェリーの「いしかり」を利用して、2泊3日の船旅を楽しんできました。
とても快適でした。
国内最長のフェリー航路、太平洋フェリー「いしかり」で2泊3日の船旅
北海道から名古屋への移動は、飛行機を利用するのが一般的でしょう。
飛行機に乗れば、半日くらいで簡単に移動できます。
ですが今回は船旅を楽しむために、長距離フェリーを利用してみました。
日本最長のフェリー航路に乗ってみたい
眠っている間に目的地まで移動してくれる、(夜行の)フェリーは便利な移動手段です。
これまでも国内旅行で、日本各地のフェリーを利用してきました。
ほとんどのフェリー航路は1泊2日で目的地に着いてしまいますが、2泊3日の行程で運航しているのは、「名古屋〜仙台〜苫小牧」、「東京〜徳島〜新門司」という2つの航路だけです。
このうち、太平洋フェリーが運航している「名古屋〜仙台〜苫小牧」の航路は、所要時間が40時間、移動距離は1330kmで、国内の長距離フェリーの中では最長の航路です。
1泊2日だと「ひと晩眠って起きたら目的地に到着」というパターンが多いのですが、2泊3日だと2日目は丸1日、船の上で過ごすことになります。
この「1日中船の上で過ごす」というのを体験してみたかったのです。
「いしかり」乗船レポート
こんな感じで2泊3日の船旅を過ごしたよ、というレポートです。
1日目
17:00ころ、苫小牧フェリーターミナルに到着。
札幌から苫小牧フェリーターミナルへの移動は、直通の高速バスを利用しました。
フェリーターミナル1Fには、太平洋フェリー、シルバーフェリー、商船三井フェリーの受付カウンターがあります。
太平洋フェリーの受付カウンター前で、健康状態を確認するためのアンケートに回答して、体温測定を済ませてから、受付カウンターで乗船手続きという順番でした。
支払いを済ませ、乗船券、ルームキー(カードタイプ)、食券などを受け取って、乗船口のある2Fへ。
おみやげ屋さんでおやつを買ってしばらくすると、17:30ころに乗船開始となったので、乗り込みます。
乗船すると、エントランスホールの吹き抜けが目に飛び込んできます。
今回購入した部屋は6Fにあるので、5Fから吹き抜けの階段を上って6Fへ。
今回の部屋はセミスイートルームの602号室でした。
部屋に荷物を置いて撮影をしていると、レストランの営業が開始したとアナウンスがあったので、レストランへ。
ローストビーフが美味しかったです。
バイキング形式でお腹いっぱい食べてから、出港間近のデッキへ。
19:00ちょうどに苫小牧西港を出港。
出港シーンを眺めてから、船内を散策。
売店には、北海道、宮城、愛知のお土産とお菓子や飲み物、フェリーグッズなどが売られていました。
まだお客さんが少ないため、プロムナード周辺は閑散としていました。
ただ、夕方になると2〜3人のグループが宴会を始めていました。マスクを外しておしゃべりしている人もいたので、なるべく近づかないように気をつけました。
お風呂に入ったり、部屋でくつろぎながら1日目は終了。
22:00ころ就寝。
2日目
日の出を拝むために、4:00すぎに起床。
揺れはひどくないものの、慣れない環境だったためあまり熟睡できずに朝を迎えました。
部屋の窓を開けると、外はうっすら朝焼け空でした。(注:夜間航行中は部屋の灯りが漏れないようにカーテンを閉めなくてはいけない)
デッキへ。ちょうど朝日が昇ってきたところ。
7:30にレストランへ。バイキング形式の朝食を食べてお腹いっぱい。
午前中は部屋で読書したり、船内を散歩したり。
10:30に仙台港に入港。
12:00にレストランへ。バイキング形式の昼食を食べてお腹いっぱい。
12:50に仙台港を出港。
14:40ころ、船内アナウンスを聞いてデッキへ。
名古屋からやって来た姉妹船の「きそ」とすれ違い。
午後もお風呂に入ったり読書したり。
18:30にレストランへ。バイキング形式の夕食を食べてお腹いっぱい。
お風呂に入ったり読書したり映画を見たりして過ごす。
22:30ころに就寝。
3日目
5:30頃に起床。1日目よりはよく眠れました。
雨が降っていたため日の出も見えず。
ゆっくり朝風呂に浸かって、7:30にレストランへ。
バイキング形式の朝食を食べてお腹いっぱい。
再びお風呂に入ってから、のんびりと下船準備のために荷物をまとめます。
定刻よりも少し早い10:10ころに名古屋港フェリーターミナルに到着。
10:20ころに下船。
楽しい船旅でした
期待通り、船の上でのんびり過ごす時間を楽しめました。
ケータイの電波も弱かったため普段よりもSNSチェックの頻度が下がったり、読書が捗ったり、じっくり映画を見たり、普段とは違う時間の使い方ができて良かったです。
今回はせっかくの船旅ということで、奮発してセミスイートルームを手配してみました。
船に2泊するならちょっと良い部屋に泊まろう、という選択でしたが非常に快適で良かったです。
スイート系の部屋は、全行程の食事込みとなっているため、5食連続でバイキング形式の食事となりました。
お腹が空く前に次の食事がやって来るため、胃袋の休まる暇がありませんでした。
おわりに
今度は別の航路や、逆向きにも乗ってみようと思います。
飛行機は速く移動できて便利ですが、のんびり船で移動するのも良いものですよ。
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今回利用したセミスイートルームの紹介です。
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