きょうは微妙なお天気でしたが、中禅寺湖に行ってきました。
日光や中禅寺湖は何度も訪れていましたが、今回は旧大使館別荘を目指しました。
中禅寺湖畔にたたずむ二つの旧大使館別荘は、のんびり避暑におすすめのスポット
旧大使館別荘について
中禅寺湖半は明治時代以降、外国の大使館が別荘を構えて避暑地として発展したという歴史があります。
旧英国大使館別荘は平成19年まで、旧イタリア大使館別荘は平成9年まで、実際に別荘として使われていたそうです。
この二つの建物を栃木県が取得し、近代遺産として保存する事にしました。
(イタリアは購入、英国は無償譲渡だそうです)
現在は県が管理する公園の一部として、見学することが出来ます。
▼英国大使館別荘記念公園
▼イタリア大使館別荘記念公園
この旧大使館別荘は、以前のブラタモリで取り上げられたことで、存在を知りました。
ちなみに、ベルギー大使館とフランス大使館の別荘は現在でもそれぞれの大使の別荘として、実際に利用されているそうです。
旧大使館別荘へのアクセス、入場料など
この二つの大使館別荘は隣接しているため、両方を見て回るのが良いでしょう。
アクセス情報
施設に専用の駐車場は無いので、最寄りの「歌ヶ浜駐車場」に車を停めて、湖畔の遊歩道を歩きます(徒歩10分くらい)。
▼駐車場の案内看板。
入場料
入場料は、それぞれ200円(大人)です。
両方を見て回る場合は、迷わず300円の共通入場券を買いましょう。
券売機はそれぞれの大使館別荘の入り口に設置されていて、交通系電子マネーでの支払いも可能でした。
見学コースはイタリア→英国が良いかも
イタリア大使館別荘は、普通に別荘として使っていた雰囲気をそのまま残されていました。
英国大使館別荘は、この別荘を建てたアーネスト・サトウをしのぶ展示や、英国風のお茶やスコーンを楽しめるティールームがあります。
訪れる時間帯にもよりますが、イタリアの別荘を見学したあと、英国を見学して、そのままティールームでスコーンを食べながら、のんびりと湖畔の景色を楽しむのが良いかな、と思いました。
広縁のソファーも、英国の方がフカフカで座り心地が良くて、長居するには良さそうでした。
大使館別荘の一部を写真で紹介
どちらも写真撮影OKだったので(フラッシュ、三脚、自撮り棒は禁止)、いくつか写真を撮ってきました。
旧英国大使館別荘
▼外観。
▼高そうな壺。
▼広縁のソファー。
▼湖畔の眺め。
▼2Fの居室。
調度品は当時のものをそのまま使っているそうです。
旧イタリア大使館別荘
▼外観。
外壁全体に、杉皮が張られています。
▼別荘前の桟橋から。
昔はこの桟橋からヨットでくり出していたそうです。
▼居間?
避暑のための別荘だったそうですが、どちらの別荘にも暖炉が付いていました。
▼天井も杉皮です。
しかもこの杉皮の張り方は部屋ごとに違うパターンで張られています。
ここがこだわりのポイントのようです。
▼広縁にはやっぱりソファー。
まとめ
中禅寺湖の南東側に位置するこの別荘は、木々に囲まれてひっそりした佇まいでした。
広縁からの湖畔の眺めと、ひんやりした風が気持ち良くて、まさに避暑、という雰囲気を味わえます。
300円でオシャレな別荘の気分を味わえる、なかなか良いところでした。
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